精神安定剤

精神安定剤の10の副作用【長期服用者のみが知る、意外な副作用とは?】

こんにちは。

野田です。

精神安定剤の副作用ってどんなものがあるの?

今日はこんな方向けに記事を書いています。

僕は25年来の精神安定剤を服用してきました。

そんな僕が精神安定剤の副作用について書いています。

よろしくお願いします。

精神安定剤の副作用とは

精神安定剤を服用すると意外な副作用が現れることがあります。

意外な副作用とは、こちらの10個(↓)

  • 眠気
  • 依存症
  • 緊張感
  • 無気力
  • 発汗・脇汗
  • 体臭・口臭
  • 太る、むくむ
  • 知能が遅れる
  • 性欲が落ちる
  • 自律神経系の異常
  • 希死念慮(自殺願望)

では具体的にはどんな副作用なのでしょうか?

以下、実体験を交えて書いてみたいと思います。

(1)緊張する

まず僕が一番困った副作用は、緊張感が出ることでした。

  • 人と話す時、ドキドキ
  • 口の中が渇き、なんだかソワソワ

こんな副作用が出ました。

しかもこちらは一般的な緊張とは異なるため、独特な感じがします。

それを取り除くには精神安定剤を飲むしかなく、結果、薬の量が増加。

精神安定剤で不安定になってしまっては本末転倒ですよね。

(2)眠気

眠気も耐えがたいものがありました。

飲まなければ緊張。

飲むと眠気。

朝からコーヒーやカフェイン錠剤などを摂取し、胃も荒れました。

こちらも避けられない薬の副作用だと思います。

(3)癖になる(依存症が出る)

依存症が出ることも困った副作用の1つでした。

1.薬を飲む→眠気 2.薬が切れてくる→緊張感

基本的にこの繰り返し。

なので依存してしまうという仕組みです。

ほぼ半永久的に飲み続けなければならないのは、困った副作用ですよね。

僕も未だに依存しています。

(4)知能が遅れる(認知機能異常)

知能の遅れも困った副作用。

例えば僕はシャワーは毎日浴びるけど、身体を洗うのは2週に一度という期間がありました。

その間の悩みは、ズバリ体臭。

周りの人が「あれ?あやと君、なんか臭うぞ?」と顔をしかめるのが悩みでした。

理由は明らかですよね。

体を毎日洗っていないからです。

その当時の僕は「体を洗わない=体臭がする」という図式すら組み立てられませんでした。

こんな感じでどんどん知能が低下。

またお盆飾りすら組み立てられず、小学生に代わってもらったこともありました。

こちらも添付文書に書かれていないので怖いですよね。

(5)自殺願望が出る

自殺願望が出ることは添付文書には書かれていませんが、まことしやかに囁かれる副作用。

精神安定剤を大量に飲んでいる頃、僕は毎日死を考えていました。

実際、何度か首を吊ろうとしたこともあります。

病院の患者同士の会話やネットでは結構耳にするので、信憑性は高そう。

精神安定剤で自殺願望が出てしまっては本末転倒ですよね。

(6)太る、むくむ

精神安定剤の種類によっては太る種類のものがあるようです。

感覚としては統合失調症系の薬は太るのかな、といった感じ。

僕も統合失調症の薬を飲み始めてから体重は+20kg増加しました。

(最大体重は80kg)

こちらも副作用と言って良さそうです。

(7)性欲が落ちる

今でこそ回復しましたが、薬を飲んでいた頃はほとんど性欲がありませんでした。

実際、精神安定剤を飲んでいて「お盛んな人」というのはあまり聞きませんよね。

ネットなどで調べると、女性は生理不順にもなるとも言われます。

こちらも注意が必要そうです。

(8)無気力になる

眠気が残るからか常に無気力でした。

仕事へ行く元気もなく、就業中もぼんやり。

語調も弱々しく、話し方はゆっくり。

もっとハキハキやれ、と上司の人からよく叱られました。

でも自分ではどうしようもなかったのでこちらも辛かったです。

(9)体臭・口臭が出る

妙な臭いがするとも度々指摘されました。

これは身体を洗わなかったこととは別問題のよう。

自分で調べてみたところ、どうも口から出るらしいことまでわかりました。

ピロルリアともいうらしいですが、詳しいメカニズムまでは不明。

胃がやられていたのでそちらの臭いだったのかな…とも考えています。

(10)発汗、脇汗

体重増加のせいか僕は暑がりになりました。

手や脇の下なんかには、ジワっと汗が滲んできました。

それも気持ち良い汗のかき方というよりは、じっとりべっとりかく嫌な汗。

こちらは添付文書にも書かれている副作用です。

その他の精神安定剤の副作用

上記は添付文書に記載のない(ものが多い)副作用を10個集めましたが、他にもこんな副作用がありました。

・めまい ・ふらつき ・耳鳴り ・頭痛
・自律神経の乱れ・神経過敏 ・味覚異常(味覚が薄く感じる)
・嗅覚異常(臭いをほとんど感じない) ・ろれつがおかしくなる

他にもあるかもしれませんが、僕の実感としてはこんな感じ。

今でも耳鳴りがしています。

飲めば「一時的」に症状は安定するのですが、長期スパンでは不安定になる人が多い様でした。

僕も未だに悩まされています。

精神安定剤の副作用は、医者のサイトや添付文書ではどう書かれているか?

ではこのような薬の副作用は、医師のサイトや薬の添付文書ではどう書かれているのでしょうか?

例えば、僕が飲んできた「リーゼ」という薬は、こんな感じで書かれています(↓)

体重増加の副作用が気になったら、まずは主治医に相談をしてください。 体重についての考え方は個人差も大きいですから、患者さんと医師のとらえ方にギャップが大きいこともあるのです。「体重増加が気になる」ということを、ちゃんと伝えておきましょう。 そうすれば、お薬の調整も含めて一緒に対策を考えていくことができますし、抗うつ剤の治療中に太るのは、お薬の副作用とばかりは限りません。

元住吉ここみクリニック」様の記事より引用

また薬の添付文書にはこんな感じで書かれています(↓)

この系統の優れた特徴として「安全性が高い」ということがあげられます。重い副作用はほとんどありません。比較的多いのは、眠気、ふらつき、けん怠感、脱力感などです。これらは、それほど心配いりませんが、車の運転や危険な作業は控えたほうがよいでしょう。また、とくに高齢の人では、転倒につながったり、昼間からボーッとしてしまうことがあります。このような場合は、服用量を適切にコントロールする必要があります。

お薬110番「クロチアゼパム(リーゼ)の添付文書サイト」より引用

意外にもあまり怖くない、という感じで書かれている印象です。

ここまで見てきた副作用とはかなり違いますよね。

もちろん、僕だけに出た副作用とも言えますが…。

まとめ

いかがでしたか?

今日は、精神安定剤の意外な副作用について書いてみました。

ではまた!

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